Webライターの仕事に興味を持ったものの、本当に始めてよいのか迷っていないでしょうか?
「Webライター」で検索すると「やめとけ」とか「きつい」というワードも出てきて不安になりますよね。
この記事では
・やめとけと言われる実情と口コミ
・向いている人、向いていない人
・それでもやってみたい人がやるべきこと
について、現役のWebライターが独自の視点で解説します。
Webライターやめとけと言われる理由
「やめとけ」と言われるのは、多くのライターが始めてはみたものの、思ったよりずっと「つらい」と感じるからではないでしょうか?
報酬が労働時間に見合わない
初心者の場合、執筆に時間がかかるわりに報酬が安すぎるという現実に直面します。
筆者の場合も、はじめての案件は8時間で6,000文字を書き、800円しか稼げませんでした。
クラウドソーシング経由のお仕事なので手数料を差し引くと、手元には640円しか残りません。時給にすると、わずか80円です。
ここで幻滅して辞めてしまうライターも少なくありません。
なかなか案件が獲得できない
コロナ禍でWebライターを目指す人が増えたこともあり、クラウドソーシングでは1人の募集に対して30人以上の応募があるケースも。
20件応募して1件しか返事がないことも、普通にあります。
実績がないライターが仕事を獲得するのは、簡単ではありません。
収入が安定しない
企業に属さないフリーランスWebライターなら、常に仕事があるとは限りません。
せっかく仕事を獲得しても、その後継続して案件をもらえなければ繰り返し応募しなければならず、疲れます。
たとえ継続して案件をもらっても、安心はできません。メディアが突然打ち切りになったり、予算の縮小によりライターの外注を取りやめたりすることもあるからです。
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Webライターをやめた人の実際の口コミ
ではWebライターをやめたという人はどのような理由があったのか、インターネット上の口コミをまとめました。
ぼくがWebライターをやめた理由は、時間の切り売りだか。働いた分しか稼げないので、いつまでたっても時間とお金から自由になれません
なのでWebライターで成果を出した人はみなブログ・SNS発信やチーム化、オンラインサロン、情報商材なでビジネスをしてますよね。早く成果を出してそっちに回ろう!
— たけし|ブログ×SNS (@takeoinvests1) September 12, 2022
Webライター初仕事は高校生の就職活動記事だった。
1記事2日近くかかって、1500円くらいだった。
そのあと、外資系転職記事を書くようになって、1文字2円以上に。
だけど、つまらなくなってやめた。
今は1日8時間で調査を含めて専門記事8千字くらいを書き月5万円。
今の方が楽しい。#ライター
— リサーチライター×複業キャリコンMIMO@MMC.Lab (@mimosandayo) March 16, 2021
単価の安い初心者のうちは、1文字0.3〜1円の案件が中心です。
1日に1万文字書いたとしても週休1日で26日働いて、月収7万8千円〜26万円です。
しかし1日に1万文字を毎日書き続けるのは現実的ではありません。執筆にともなうリサーチ作業の方が時間がかかるからです。毎日安定して1万文字の仕事があるという保証もありません。
この現状を打破するためには、文字単価を上げる必要があります。その方法については後述します。
また、このような意見もありました。
私も少しでも好きなこと……と思ってWEBライターやってたけど、「好き」以上に負担の方が大きくてやめたし。好きだからやるって理由は理由にならないと思った。
— ひいらぎ (@s_hiiragisya) August 14, 2019
Webライターの仕事も一時期やってたりしたけど、他人の事とか書いててもおもんなかったし安かったからやめた、表現方法も強制されるし👴
— まっつん (@mattsun333) September 13, 2022
Webライターは、必ずしも文章を書くのが好きな人が向いているわけではありません。
Webライティングではほとんどの場合、自由に表現するよりもクライアントに代わって情報をまとめ、読者にわかりやすく伝えることが求められます。
メディアの統一感を出すために、マニュアルが細かく決められていることもあります。
自由に文章を書きたい人にとっては、理想と現実とのギャップがやめる一因になるのかもしれません。
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Webライターに向いている人、向いていない人の特徴
では、Webライターに向いている人といない人にはどのような違いがあるのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
向いている人の4つの特徴
【1】情報をまとめるのが好き
あらゆる媒体を使って情報を集め、それをまとめるのが主要なお仕事です。
文章で自己表現をするというよりも、情報をまとめるのが好きな人に向いています。
【2】新しい知識を得るのが好き
知見のないジャンルのライティングをするときには、詳しくなるために学習しながら新しい知識が身につきます。
既知のジャンルでも、キーワードによってはさらに深堀りして学ぶ必要があります。
好奇心旺盛な方や、学習が好きな方ならやりがいを感じられるでしょう。
【3】細かい作業が苦にならない
ライティングはリサーチが8割、執筆が2割と言われています。
丁寧なリサーチが記事の品質を大きく左右するので、コツコツと細かい作業が必要です。
【4】「報連相(ほうれんそう)」ができ納期を守れる
納期を守れないライターはクライアントからの信頼を失い仕事が減ります。
何か事情があって納期に間に合わない、確認することがあるときなど事前に連絡をする「報連相(ほうれんそう)」を疎かにしないことが仕事につながるでしょう。
向いていない人の3つの特徴
【1】すぐに大きく稼ぎたい
Webライターで、短期間で大きく稼げる人はほんの一部です。
フリーランスWebライターの報酬は、文字単価や記事単価で設定されることがほとんど。
書けば書くだけ収入が増えますが、人が1日に執筆できる量には限界があります。
執筆だけでなく、営業やリサーチなどの文字(記事)単価に含まれない事前準備にも時間がかかります。
そのうえ、初心者のうちは文字単価も安いのでスキルと経験により記事単価が上がるまでは時給に換算して数百円しか稼げないことも覚悟しておかなければなりません。
すぐに大きく稼ぎたい人には、Webライターはあまりおすすめしません。
【2】スケジュール管理が苦手
Webライターは納期が決まっているため、自分で仕事のスケジュールを管理しなければなりません。
複数の案件を同時進行でこなすことも多く、あらかじめ決めたスケジュール通りに進めないと納期に間に合わなくなる恐れがあります。
【3】マニュアル通りに行動するのが苦手
クライアントは一般的に複数のライターに執筆を依頼するため、メディアで統一感が出るようにマニュアルを作ります。
ライターはマニュアルをしっかり守らなければ、継続して仕事を受注できません。
なかにはレギュレーションが細かく指定されている案件もあるので、マニュアルが苦手な人は苦痛だと感じるでしょう。
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スキルを磨き続ける
継続して仕事を受けたいなら、スキルを磨き続けて競合を減らすしかありません。
Webライターは、日本語さえ書ければ資格もなく始められる仕事です。その分ライバルが多いように見えますが、実際はスキルが伴っていないライターが多いといいます。
筆者が最初にライティングを学んだメンターの話では、新規メディアの立ち上げにあたりライター100人を募集したところ、しっかり仕事ができるライターは10人にも満たなかったとのこと。
ライターにはライティングスキルはもちろん、※SEOやWordPress入稿、HTMLなどのスキルが求められます。専門分野があるなら、その資格取得や知識を深める学習も有効です。
お金をかけてまで学習を継続するライターは少ないので、スキルを磨き実績を積めばライバルが減り、文字単価も上がります。
とはいえ生活に支障のないよう、例えば、稼いだ報酬の10%を学習にあてるというように決めておくと続けやすいでしょう。
ひとまず文字単価が2円になれば、1日5,000文字だけ書くだけでも、2✕5,000文字=1万円、1カ月週休2日で22日働けば22万円は稼げます。
※SEO・・検索エンジン最適化の略。キーワード検索されたときに、書いた記事を上位に表示させる施策のこと。
最初からいきなり専業にしない
最初からWebライター1本で働くと決めてしまうと、スキルが追いつかず低単価の案件を大量にこなさなくては稼げない悪循環に陥ります。
数をこなすのに疲弊し、精神的にも追い詰められ辞めてしまうケースは少なくありません。
ほかにも稼ぐ手段があれば、報酬の一部を学習にあてスキルアップしながら単価を上げていけるので、心に余裕が出ます。
スキルを磨き、ある程度稼げるめどがついてから専業にするのが個人的にはおすすめです。
とにかく継続する
ライティングは本数をこなすことで、効率的なリサーチのやり方や執筆の進め方が分かってくるもの。
数をこなし改善を繰り返すことが、スキルアップにつながります。
繰り返しになりますが、スキルアップして高単価の案件が取れるようになると、記事を量産せずにある程度は稼げるようになります。
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Webライターは決して楽な仕事ではありません。基本的に孤独な作業なので、精神的にきついと感じるときもあるでしょう。
少し疲れたら書く本数を減らし、別にバイトをしてみるのもよいと思います。それができるのが、自分で仕事量を調整できるフリーランスの特権でもあります。
精神を崩すまで自分を追い込んでしまっては、執筆さえできません。
人によって成長スピードには違いはありますが、自分のペースで続けることがライターとして長く働く秘訣だと筆者は思います。
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