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「マーカス・ミラーおすすめアルバム」魅力がわかる名盤4選

2022年10月30日

「ベース界の帝王」の異名を持つ、マーカス・ミラー。スラップ奏法やタッピング奏法、卓越した音楽センスにより世界中のベーシストから一目置かれる憧れの存在です。マーカスの表情豊かなベースはベーシストのみならず、あらゆるジャンルの音楽ファンから「聴いていて飽きない」と定評があります。

この記事では、数あるアルバムの中から演奏テクニックや、音楽性を含めたマーカスの魅力が丸ごと分かるおすすめの4作品を紹介します!

【1分で分かる】マーカス・ミラーのプロフィール

生年月日:1959年6月14日
出身:ニューヨーク州ブルックリン

10歳でベースを手にし、10代のうちから早くもセッションミュージシャンとして活躍していました。

1981年にジャズ界の巨匠、マイルス・デイヴィスに才能を見いだされ、バンドに参加したことでその実力が広く世間に知れ渡ります。

ベーシストとしての演奏力はもとより、プロデューサーとして作曲やアレンジもこなす卓越した音楽センスと耳の良さでも有名です。

ジャズやR&B、ファンクはもちろん、オーケストラまであらゆる音楽ジャンルに精通。
楽器はベース以外にもドラム、鍵盤、ボーカルまでこなすオールラウンダーでもあります。

①AFRODEEZIA(アフロディジア)

発売年:2015年

サンバやアフリカン・パターンなどのブラックミュージックのルーツをテーマにした作品。

マーカスが自らアフリカを訪れ、各地のアーティストを迎えて録音したアルバムです。

その中からおすすめの2曲を、動画とともに紹介します!

HYLIFE

ハイライフというのは、ガーナやナイジェリアなどの西アフリカに広まった音楽。
アフリカンミュージックと西ヨーロッパの音楽が融合したものといわれています。

オガミ キヨ
オガミ キヨ
軽快なリズムにマーカスの抜群のグルーヴが乗り、ひたすら心地のよい楽曲です!

PAPA WAS A ROLLING STONE

※モータウンレーベルのグループ、テンプテーションズが1972年に発表した曲のインストカバー。

アフリカンテイストを加え、原曲よりさらにグルーヴ感が増したカバーに仕上がっています。

テンプテーションズによる原曲はこちら。

※モータウンレーベルとは?
スティービー・ワンダーやダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンなどの黒人アーティストを排出したアメリカ・デトロイトで誕生した音楽レーベル。

②M2(M2〜パワー・アンド・グレイス)

発売年:2001年

アルバムタイトルのM2とは、マーカスのイニシャルからとったもの。

グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞」を受賞し、高い評価を受けた作品です。

収録曲から、マーカスの指弾きの表現力が冴え渡る冒頭の1曲目を紹介します!

POWER

イントロから、親指のアップダウンテクニックで緩急をつけたフレーズがカッコイイですね。

タイトル通り、力強いマーカスのスラップ奏法が堪能できます。

マーカスのベースは音の輪郭がはっきりしていて、クリアに聞こえるのが特徴。

ある雑誌では「他のベーシストが同じフレーズを弾いても、ここまで粒立ちがよいサウンドにはならない」と称賛されているほど。

③RENAISSANCE(ルネッサンス)

発売年:2012年

若い実力派ミュージシャンとのコラボによる、音楽的革命をコンセプトとした作品。

ゴリゴリの力強いベースからメロウなメロディーラインまで、幅広い音楽性が発揮されています。
作曲家、プロデューサーとしてのマーカスの才能を確認できるアルバムですね。

おすすめのオリジナル曲とカバー曲を、それぞれ1曲ずつピックアップしました。

DETROIT

まずはオリジナル曲から。

イントロから圧巻のスラップ奏法が聴けます。

オガミ キヨ
オガミ キヨ
力強いだけでなく、他の楽器とのバランスをとりながら緩急のある表現になっているのがさすがです!

I'LL BE THERE

こちらは、1970年にジャクソン5が発表した名バラード。
ベースのみでカバーしています。

マーカスのベースはよく「歌っているようだ」と表現されますが、まさに歌いあげるようなメロディーの演奏が感動的。

終盤、エモーショナルに盛り上がっていく部分は圧巻です。

オガミ キヨ
オガミ キヨ
原曲を聴きたい方は、こちらもどうぞ!

④FREE(フリー)

発売年:2007年

アレンジ力が光る秀逸のカバーや、多角的なアプローチで聴かせるオリジナル曲で構成される人気作。

なかでも、特徴的な2曲をご紹介します。

ブラスト

インド音楽のようなサイケデリックな音階が印象的ですね。

マーカス自身が言うには、トルコの音階を学んでとり入れたという楽曲。

彼の引き出しの多さと、発想力の豊かさを物語るオリジナル曲です。

自由

デニース・ウィリアムスが1976年にヒットさせた曲のカバー。

ボーカルにイギリスの女性シンガーソングライター、コリーヌ・ベイリー・レイが参加しています。

オガミ キヨ
オガミ キヨ
ほどよく力の抜けたボーカルとベースが、まるでデュエットをしているようにも聞こえます♪

マーカスのアレンジ力の高さがわかる、洗練されたカバーです。

原曲は、こちら。

若手ベーシスト向けにシグネチャーモデルを発売

マーカスといえば、韓国のメーカーSire(サイアー)と共同でシグネチャーモデルのベースを開発したことも話題になりました。

学生など若いベーシストに良い楽器を安価で提供したいという思いから、およそ10万円前後という良心的な価格展開で販売されています。

今すぐにでも欲しいと思ったあなた! 下記リンクからどうぞ。

プロのベーシストが何本か購入し使用するなど、20万円以上の価値があるとされる確かな品質です。

マーカス・ミラーの音に少しでも近づきたいベーシストや、これからベースを始めたい方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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オガミ キヨ

オガミ キヨ

「◆提携ライター」 音楽、美容・健康、EC、リユース他、多ジャンルのメディアで執筆中のWEBライター。ギター歴20年。レコード収集と純喫茶めぐりが趣味の一児の母です。