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熟年離婚した男性のその後は?気をつけるべきポイントを伝授

2010年の統計によると、離婚する夫婦の4組に1組が熟年離婚です。夫婦が別れると、女性は元気になる一方で男性は沈みがちになると一般的にいわれています。これは、離婚全体の7割が女性から切り出しているのも、関係しているようです。この記事では、熟年離婚した男性がその後に気をつけるべきポイントと熟年離婚の現状を解説します。

熟年離婚の現状とは

ポイント

2022年時点で全体の離婚件数は減っているものの、熟年離婚の割合は上がっている!

1985年時点で毎年約2万件だった熟年離婚ですが、1990年頃から増え始めました。

2005年頃から現在に至るまでの熟年離婚は、なんと毎年約4万件。

近年はそもそも結婚する人自体が少ないので、全体の離婚件数自体は減っています。

そのため、熟年離婚件数の増減はありませんが、夫婦歴20年以上の方の離婚率が上がっているのが現状です。

編集部 T
編集部 T
結婚が減っているので、熟年離婚が全体として多く見えます

熟年離婚に至る原因

熟年離婚に至る主な原因

  • 性格や価値観の不一致
  • モラハラ・DV
  • 異性関係
  • 義理の家族と合わない

直接的な原因は、若年層の離婚とそう変わりません。

しかし、詳しいデータを見てみると「お互いに性格や価値観が合わないと思っていたけど、子育てが終わったから」「高齢になった義理の家族と同居しなければならないけど、義理の家族と合わない」といったタイミングも重なっているようです。

また、熟年離婚に至りやすくなった間接的な原因として、年金分割制度が挙げられます。

年金分割制度によって、女性の受け取る年金が増加しました。

そういえば、冒頭で全体の離婚の7割は女性からって……
編集部 T
編集部 T

年金分割制度によって、離婚したとしても女性側が老後に感じる金銭な不安を解消しやすくなりました。

世間体としても離婚をそこまで気にしない方が増えていますので、離婚のハードルがさらに下がっています。

編集部 T
編集部 T
熟年離婚が増加しているのは、複数の原因が絡み合った結果です

熟年離婚後は男女で大きく異なる

会話は少ないとしても、結婚生活をしていると家に人がいる状態が多かったはず。

熟年離婚した多くの方は、その後1人暮らしです。

「こんな状態なら、離婚して1人暮らしでもそう変わらない……」

そう思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、熟年離婚後は男女別で大きな違いが見られます。

熟年離婚した男性はその後どうなる?

ポイント

男性は金銭的な不安は少ないものの、退廃的な生活によって健康を損ないやすい。

「急に妻から離婚を切り出された」

男性の場合は、これまでが仕事一筋で家事経験が皆無という方も多いです。

料理や洗濯などの家事は、いわゆる日常業務。

「妻は大変そうに家事をしていたけど、俺のほうが上手いし綺麗にできているじゃないか」

そう思う時もあるかもしれません。

1人暮らしを始めた当初は、家事に対するモチベーションがあります。

料理に凝ったり、部屋を綺麗にしたりと誰しも最初は案外維持できるもの。

しかし、体調や事情で家事がこなせなかったのをきっかけに、退廃的な生活へ移行する男性は非常に多いです。

退廃的な生活は、以下のような順序を辿って完成します。

退廃的な生活へ至ってしまう順序

  1. 満足な家事ができている → レシピ本を見て料理を作ったり、人が呼べるくらい清潔な部屋を維持している。
  2. 家事が少し面倒になり始める → 汚れた食器が溜まったり、洗濯や掃除がおっくうになる。
  3. 家事が完全に面倒になる → 外食に頼りきったり、洗濯や掃除をしなくなる。そして人と会うのが面倒に……
  4. 暴飲暴食したり、自暴自棄になりがちに……

一度退廃的な生活になってしまうと、脱出はかなり困難です。

極端な例ですが、筆者は10代で1人暮らしを始めた時に毎日カップ麺やお菓子ばかり食べて、1ヵ月後に貧血で倒れた経験があります。

それはあまりにも退廃的すぎるし、知識の浅い子どもだったからじゃないのかニャ~?
タマ
タマ
編集部 T
編集部 T
確かにそうなんだけど、子どもながらに明らかな体調の変化を感じたから怖かったよ

もちろん、熟年離婚した全ての男性が退廃的な生活を送るわけではありません。

ほどよく社会との繋がりを保ちながら、充実した生活を送っている男性もたくさんいらっしゃいます。

熟年離婚した女性はその後どうなる?

ポイント

女性は生活面よりも金銭面に不安がある。

熟年離婚の多くは、女性側が話を切り出します。

離婚直後は気持ちが沈む方も多いです。しかし、時間の経過とともに元気になっていく傾向が多く見られます。

既婚女性の多くは家事をこなしていますので、特殊な事情がない限り生活面に不安はありません。

男性とは反対に、熟年離婚を検討する女性の悩みは金銭面です。

気持ちを整理する期間を経て、金銭面などの生活が安定すれば、結婚生活を送っていた時よりも元気な女性も多くいらっしゃいます。

熟年離婚で男性が気をつけたいポイント

ここでは、退廃的な生活を避けるために気をつけたいポイントを解説します。

熟年離婚前に気をつけたいポイント

離婚問題のお悩みは一人で悩まず経験豊富な専門家に相談しましょう。

熟年離婚をする前は「離婚を切り出されそうな気がする」もしくは「離婚を切り出されたけど離婚届は出していない」ですよね。

女性側は絶対に離婚すると心に決めてる場合がほとんどです。

この事を理解したうえであなたが奥様と別れたくないのでしたら、今までにない特別な想いを伝える必要があります。

奥様の不満を解消するためにも、言葉だけではなく行動も起こしてください。

「とはいっても、妻が何に不満を感じているのかわからない……」という場合も、もちろんあります。

もし奥様の不満がわからなければ、意を決して素直に聞きましょう。

しかし「あなたと家にいるのが嫌」なんて、ショッキングな答えが返ってくる可能性も大!

それでも真摯に奥様と向き合えたなら、もしかしたら離婚を踏みとどまってくれるかもしれません。

熟年離婚その後に気をつけたいポイント

気をつけたいポイント

  • 家事は完璧にせず「ちょっと手抜きかな?」くらいを継続する
  • 友人や家族など、人と話す機会を持つ
  • 規則正しい生活と健康的な食事を心がける

熟年離婚その後1人暮らしを始めると、基本的に全て1人で行います。

日常で行う家事は、とにかく負担がかからないようにしてください。

苦手・嫌いな家事は、便利な家電に頼るのもひとつの手。

食洗器、ドラム式洗濯機、自動調理鍋など、現代には手間を省ける家電がたくさんあります。

こういう家電って高いよね?自分でできる家事を放棄するなんてちょっと微妙だニャ~
タマ
タマ
編集部 T
編集部 T
もちろん自分に合うかが1番大事だけど、退廃的な生活にならないようにするには時短や手抜きって本当に大事なんです!

熟年離婚直後の1人暮らしは最初は大変ですが、負担の低減は気持ちの余裕にもつながりますよ。

人と話す機会を持ち、健康的な生活をしていれば、退廃的な生活とは無縁になります。

熟年離婚後は退廃的な生活にならないように気をつけよう

夫婦ではあるものの、突き詰めれば人と人。相手の気持ちが固まっていれば熟年離婚は避けられません。しかし、退廃的な生活は意思と行動で回避可能です。気持ちが落ち着かない場合にも、健康的な生活だけでは放棄しないでください。この記事が健やかな生活の役に立てれば幸いです。

離婚問題のお悩みは一人で悩まず経験豊富な専門家に相談しましょう。

    • この記事を書いた人
    編集部 T

    編集部 T

    定年後は「静かで平和に楽しく」がモットーです。