「YMOの代表曲」テクノポップで世界を席巻した曲はこれだ!

2022年12月6日

1980年代、テクノポップで一大ムーブメントを巻き起こした人気グループYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)。しかし散開してから、もうずいぶんと長い年月が経過しました。「YMOの名前は知っているけど、曲は知らない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではYMOの魅力と代表曲を紹介します。世界中に影響を与えた彼らの音楽に触れてみましょう!

YMOってどんなグループ?

TECHNOPOLIS - Yellow Magic Orchestra

1978年に結成したYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)。サウンドの特徴は、シンセサイザーとコンピューターを駆使していること。

YMOは再結成を含めると活動期間は長く、時として音楽の方向性が異なります。例えば、1979年に発売されたアルバム『SOLID STATE SURVIVOR』。このアルバムでは、ポップで聴きやすい曲を展開していますが、1981年のアルバム『BGM』ではニューウェイヴを思わせる、ちょっと重めの曲展開になっています。

SOLID STATE SURVIVOR

Yellow Magic Orchestra (YMO) - Solid State Survivor (1979, full album)

6曲目の「Day Tripper」から始まります。この曲のゲストギタリストは、シーナ&ロケッツの鮎川誠。この時のギターは、レスポールではなく6弦を引っこ抜いた5弦のストラトキャスターだったそうです。

このアルバムは、YMOという名前を世界に知らしめたと言っても過言ではありません。

BGM

BGM - Yellow Magic Orchestra 5th Album

5曲目の「千のナイフ」から始まります。

YMOのメンバーは日本音楽界の大御所

  • 細野晴臣(ベース・コーラス)
  • 高橋幸宏(ドラム・ボーカル)
  • 坂本龍一(キーボード・シンセサイザー・コーラス)

YMOのメンバーは、結成当初から現在まで上記3人です。

もともと、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」のメンバーだった細野晴臣。彼は、松田聖子や中森明菜の楽曲で作曲も担当していました。

高橋幸宏は、サディスティック・ミカ・バンドの元メンバー。ドラム以外にもファッションデザイナーや文筆家など、多彩な才能を発揮しています。

坂本龍一は、1970年代後半より渡辺香津美を中心とした「KYLYN」の共同プロデュースおよび、キーボーディストとして活動する傍らYMOに参加。(KYLYNには高橋幸宏も参加しています)世界的にも有名なピアニストでもあり『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』といった楽曲は、日本のみならず世界でヒットしました。2017年には、坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』が公開されています。【敬称略】

4人目のYMO

提供元:Unsplash+

シンセサイザーのエキスパート松武秀樹は、4人目のYMOといわれるサポートメンバーのプログラマー。YMOの特徴であるシンセサイザーの自動演奏は、彼の手によるもの。

YMOの魅力

人気絶頂期の1970年後半から1980年代前半、YMOの人気ぶりは社会現象といわれるほどになります。

YMOの社会現象とは

  • 音楽リスナーの他に、プロミュージシャンや世界的なアーティストからも支持された
  • メンバーのヘアースタイル「テクノカット」が大流行
  • 驚異的なアルバムセールスを記録

ここでは、多くの人を虜にしたYMOの魅力を紹介します。

プロミュージシャンも虜になった「テクノポップ」

Yellow Magic Orchestra - Yellow Magic Orchestra [1978]

YMOは、革新的な音楽によって多くのファンを獲得。また、多くのミュージシャンにも影響を与えます。

タマ
東風の中間に入る女性ヴォーカルは吉田美奈子だニャ~

エリック・クラプトンやマイケル・ジャクソンといった世界的な影響力を持つアーティストが、YMOの楽曲「Behind The Mask」をカバー。1990年代以降には、YMOへのリスペクトをアピールするプロミュージシャンのYMOチルドレン世代まで登場します。

rioyadon
YMOチルドレン世代には、筋肉少女帯の「大槻ケンヂ」やX JAPANとLUNA SEAで活躍している「SUGIZO」がいます!

「テクノカット」を流行させた

テクノカットとは、もみあげを鋭角に剃り整えたヘアスタイル。YMOのメンバーがしていたテクノカットは、1970年代後半~1980年代前半にかけて大流行します。

実験的な音楽で大成功を収めた「アルバムセールス」

Yellow Magic Orchestra (YMO) - 増殖 X∞Multiplies (1980, full album)

ラジオ番組スネークマンショーとのコラボレーションで誕生したアルバム『増殖』は、オリコンチャート初登場で1位を獲得。アルバムセールスは41.2万枚を記録します。『増殖』の内容は、前衛的なコントとYMOの楽曲のコラボレーションという異色の組み合わせでした。ここまでのセールスを記録できたのは、話題性はもちろんですが完成度の高さも持ち合わせていたからではないでしょうか。

YMOの代表曲

提供元:Unsplash+

次に紹介するのは、YMOの代表曲。特に厳選した3曲を紹介します。

RYDEEN

高橋幸宏が作曲した「RYDEEN」。YMOで最も有名な曲ですね。1979年に発表されたアルバム『Solid State Survivor』に収録されています。YMOは知らないけどRYDEENは聞いたことがある! という方も多くいるのではないでしょうか。RYDEENでは、シンセサイザーとコンピューターの自動演奏によるグルーヴィな雰囲気を堪能できます。

Behind The Mask

「Behind The Mask」は、作曲が坂本龍一で作詞は世界的に有名な詩人のクリス・モズデル。こちらもアルバム『Solid State Survivor』に収録されています。演奏・ボーカルともにエレクトリックサウンドによる無限の可能性を秘めた曲として、世界的に人気の曲ですね。

Tong Poo(東風)

「東風(Tong Poo)」は、1978年のアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』に収録されています。作曲は坂本龍一で、北京交響楽団をイメージして書いた曲なのだとか。主旋律は、どことなくアジアンな雰囲気が漂っていますよね。曲の始まりこそシンプルですが、徐々に音と音が重なっていく様子はまさにオーケストラ。絶妙なユニゾンフレーズは、聴いていて爽快さも味わえます。

再生

1993年YMO再生コンサート YMO - Technodon in Tokyo Dome (TV Ver.) (1993.06.11)

YMOは1983年の散開後、1993年に「再生」を発表します。再結成され、10作目のアルバムとなる『TECHNODON』を発表。さらに、東京ドームでのコンサートを行うことを公表しました。

どてらYMO

どてらYMO / RYDEEN / Yellow Magic Orchestra

2001年に再集結したYMO。その姿は、なんと「どてら」でした。「細野晴臣イエローマジックショー」で放送された「どてらYMO」のRYDEENに感動した方も多いはず。

2019年にも、YMOファンなら泣いて喜ぶ番組が放送されました。「細野晴臣イエローマジックショー2」での「どてらYMO」です。

今聞いても全く色褪せないYMO

日本におけるテクノとニューウェイヴの中心にいたYMO。現在でもファンが多く、今聞いても全く色褪せていません。YMOをリスペクトしているミュージシャンも多いですよね。長年に渡り広く愛されているYMO。紹介した代表曲以外の曲も聴いてみてはいかがでしょうか。

2023年1月JEFF BECKの訃報に続き、まさかのニュースに耳を疑います。

ドラムの高橋幸宏さんが、1月11日午前5時59分に誤嚥性肺炎で亡くなりました……

享年70歳、心からご冥福をお祈りいたします。

素晴らしいドラムと音楽、本当にありがとうございました。

YMOサウンドは、永遠に不滅です。

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「◆提携ライター」 rioyadonです。Webライターをやってます。音楽・オートバイ・お酒が趣味です。映画・読書なども好みます。ギターや鍵盤楽器を演奏しますが、最近はできてません。メタルドラマーの夫と二人暮らししてます。